サマーカット
2019.07.21 スタッフブログ
7月21日北西宮店 ブログ
『大切な家族だから、できるだけのことはしてあげたい・・・』
そんな “ワンコ想い” の 素敵な 飼い主様のために~
心に寄り添うトリミングで ペットとの暮らしを
健康に 快適に Happyに するサロン”
DPトリマー 徳重です
暑くなってくる季節になってきたのもあり、ダックスやチワワ、
ポメラニアン等のダブルコートの犬種がサマーカットにされる子が多くなってきました
DPではサマーカットにする際は飼い主様にデメリットや
リスクについて説明をさせて頂いていますが、
まだまだ知らない方も多数いらっしゃると思います。
なので、サマーカットに対する注意点をまとめてみました
もし、まだ周りに知らない方がいらっしゃるようでしたら是非教えてあげて下さい
被毛は外的刺激から守る役割があり、
バリカンで毛を刈ってしまう事によってあらゆる刺激を
直接的に受けやすくなってしまいます。
直射日光による刺激で体感温度が上がり
熱中症のリスクも上がってしまう可能性もあります。
お散歩の時草や枝などの外的刺激も敏感になってしまいます。
ノミ、ダニ、蚊など害虫からの刺激も受けやすくなります。
バリカンの刺激で毛が脱毛したり
まばらに生えたり伸びにくくなります。
代わりにバリカンではなくハサミで短くされた場合でも同様の事が起こりうります。
そして一番多いのは毛質が変わってしまう事です。
原因ははっきりとわかっていませんが紫外線による
ホルモンのバランスの異常、紫外線の影響が大きいと言われています。
サマーカットはデメリットばかりと思われていますが、
一概にそういう訳ではなくちゃんとメリットもあります
皮膚病の症状によってはサマーカットが有効な場合があります。
毛玉対策に適しているのでお家でのお手入れが楽になり、
汚れをケアしやすくなったりするため、被毛を清潔に保ち続けやすくなります。
ノミ・ダニが発見しやすい
毛が短くなるので熱がこもらない
見た目が可愛くなる
サマーカットのイメージは短い=涼しくなるが一般的
暑いから見ていて可愛そうと思われる方が多く
少しでも涼しくしてあげたいからサマーカットをして欲しいという方だと思います。
ただ、毛を短くする事で涼しくなるとは限らず
上記で上げているデメリットなリスクを背負う事の方が
わんこには逆に負担になってしまう事も
わんこはお腹を地面につけ体温を下げようとする習性があり、
お家では冷たいフローリングにいることが多く
オススメはお腹のバリカンをいつもより少し広めに刈ってあげたり、
部分カットで脇やお尻周りをカットするだけでも十分です
次におススメなのはレーキングコース
余分な毛をしっかり取り除いてあげる事で通気性が良くなり、
わんちゃん自身がとっても涼しくなる魔法のようなコースがあります
暑さ対策では断然この”レーキングコース”が効果があります